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情報文化学部のねらい

2010年1月1日

情報を活用して人類の課題へ挑む

社 会の急速な発展とともにさまざまな産業が成長する中、あらゆる分野で業務の分業化や学問の細分化が進められてきました。しかし、専門性を重視するあまり横 断的なつながりを失った組織では、問題が複雑にからみあう現代社会のニーズに応えられない状況が生まれています。人間の集団である組織や社会が継続的に発 展していくためには、さまざまな分野の言葉を理解して、互いの言葉を橋渡しできる人材が必要不可欠なのです。情報文化学部はまさにそうした現代社会のニー ズに先駆け、平成6年、文理融合型の学部として創設されました。文理の境界を越えてさまざまな知を媒介できる人材の育成を目標に、「自然情報学科」「社会 システム情報学科」の2学科を開設。

教育の目的を「確固とした基礎学力と幅広い教養に基づいて、多面的なアプローチによるシステム思考ができる人材を育成し、新しい分野で俯瞰的に問題へ対処し解決への道を切り拓ける人材の育成」とし、次の基本方針を立て教育を実施しています。
(1)高い情報処理能力と倫理観を持ち、多面的なアプローチによるシステム思考ができる人材の養成に努める.
(2)高度情報ネットワーク型社会における文化の創造の基礎となる文理融合型の新しい学問分野の開拓に挑む.
これらは名古屋大学の教育の基本的な目標である「勇気ある知職人を育てる」を、情報文化学の分野で実現しようとするものです。

情報に重点を置いた文理融合型組織を特徴としており、2学科よりなりますが、分野をまたがる広い領域に対して教育・研究 が可能な教育系を採用しています.学科共通の目標としては、「情報のスキルとセンスを身に付ける」、「情報の視点から人間を深く理解する」、「「全体」を 見通す力を養う」を掲げ、「人工言語リテラシー」、「自然言語リテラシー」、「論理的思考力」の修得を図ることで、目標を達成しようとしています。

困難な問題が数多く横たわる21世紀の情報化社会。本学部を出た学生に求められるのは、そうした問題を発見し解決へと導く役割です。情報を活用して人類の課題へ挑む—その第一歩を踏み出しましょう。

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