イベント
オープンキャンパスが開催されました
2012年8月11日
8月10日(金)、IB電子情報館大講義室にて2012年度情報文化学部オープンキャンパスが開催されました。当日は講義室がほぼ満席になるほど大勢の高校生に参加していただきました。
川口学部長による学部紹介、自然情報学科の古賀先生・社会システム情報学科の青木先生によるミニ講義の後、在学生・卒業生をまじえての質問会、学部施設の見学が行われました。
ミニ講義1 古賀伸明 教授「計算化学シミュレーション」
水分子のような小分子からフラーレンやタンパク質のような大きな分子に至るまで、さまざまな分子が関わる現象を解き明かすため、コンピュータを用いた計算化学シミュレーション手法が用いられています。そのようなシミュレーションから、分子の性質や化学反応についてどのようなことがわかるのかを考えました。さらにそれを社会にどのように活かすかという問題の投げかけもあり、情報文化学部での学びの意味を考えるきっかけになったのではないでしょうか。
ミニ講義2 青木聡子 講師「環境社会学への招待」
「環境を守ろう」、「自然を大切にすべきである」などと言われるように、環境を守ることの重要性は私たちのあいだで共通に認識されている一方、「守るべき環境とは何か」や「どうやって守ればよいのか」については、さまざまな考え方があります。守るべき環境に関して様々な認識があり優先順位があるなかで、私たちはどのように環境と関わっていけばよいのかについて、ドイツの環境運動の事例をもとに考えました。社会調査という、高校までとは異なるアプローチを用いた講義に、参加者の方々は興味津々といった様子で耳を傾けていました。
在学生・卒業生をまじえての質問会
多くの質問が寄せられましたが、その一部を紹介します。
Q.情報文化学部で学ぶ上で、パソコンや数学の知識は必要でしょうか。
A.入学後に基礎から学べるので、今の時点ではなくても大丈夫です。ただ、そのような専門に進みたいのであれば、入学後にちゃんと勉強する必要はあります。
Q.自然情報学科の人が社会システム情報学科の授業を受ける、またその逆は可能ですか。
A.可能です。情報文化学部の制度として、所属する系以外の講義の単位も一定数取得する必要がありますので、それに学科をまたいだ単位を充てることができます。興味を持った講義は積極的に取るとよいでしょう。
Q.留学について教えて下さい。
A.協定を結んでいる大学への留学であれば、半期までなら単位振り替えができます。また、長期休暇に1カ月程度留学する人や、休学をして長期の留学をする人もいます。
Q.編入で入学したいと考えています。編入生はやはり忙しいでしょうか。
A.確かに、他の3年生よりも多くの授業を取らなければならないなど忙しいです。ただ、編入生でもサークル活動やアルバイトをしている人もおり、自分次第でいくらでも生活を充実させることはできます。
Q.就職先は名古屋が多いでしょうか。また面接において情報文化学部だと有利なことはありますか。
A.就職先については人により様々であり、東京本社の企業に就職する人も多いです。面接では、情報文化学部とは何?と聞かれることがよくあり、そこから話が広がるという面でやりやすい部分はありますが、勉強していることがそのまま就活に役立つというわけでなく、あくまで研究で頑張ったことを伝えることが大事です。
施設見学
最後に希望者を対象に、3つのグループに分かれて学部の施設を見学して回りました。
参加されたみなさま、お疲れ様でした。情報文化学部についてより興味をもっていただけたら幸いです。
ご来場いただき、ありがとうございました。