イベント
オープンキャンパスが開催されました
2013年9月20日
8月9日(金)、IB電子情報館大講義室にて、2013年度情報文化学部オープンキャンパスが開催されました。35℃を超える猛暑の中、多くの高校生に参加していただき講義室はほぼ満席となりました。
神保学部長による学部紹介、自然情報学科の金森先生・社会システム情報学科の米山先生によるミニ講義のあと、参加者から在学生・卒業生への質疑応答、学部施設の見学が行われました。
ミニ講義1 金森敬文 准教授 「ウェブ検索エンジンの数理」
検索エンジンを用いてウェブ検索を行うと検索結果としてウェブページが表示されますが、このとき表示されるウェブページの順序を決定づけるひとつの方法にPage Rankというランキングアルゴリズムがあります。このアルゴリズムはアクセス数やリンクされた数からウェブページを人気順にランクするもので、人気度を計るのに高校数学の行列が応用されています。高校や大学で勉強する知識に、自分の積極的な興味や姿勢が加わると様々なことに挑戦できるという内容に、参加者の方々は聴き入っている様子でした。
ミニ講義2 米山優 教授 「発想支援装置としてのコンピュータとネットワーク」
現在では科学技術が発展し、コンピュータを利用して発想や連想のデータベース化が容易になりました。思いついたアイデアやメモを、コンピュータを用いて列挙して蓄積し、過去の発想のデータを、検索して取り出すことで新たな発想の幅が広がります。情報文化学という広い学問領域へのアプローチを試みる上で、欠かせない資質となる創造性。この講義では発想支援という切り口から、創造性の向上において新たな視点を発見できたのではないでしょうか。
懇談会
質疑応答の一部を紹介します。
Q. パソコンがあまり得意ではないですが、プログラミングはできるようになりますか。
A. C言語とJavaを勉強しますが、やってみると楽しくて習得できるので、高校から始めていなくても大丈夫です。
Q. 文系は理系の授業についていけますか。
A. 理系基礎科目や理系教養科目は文系学部対象となっているので数学が苦手な人でもついていけます。
Q. 教職科目を履修する人は多いですか。
A. 取得単位が増えることもあり履修する人はあまり多くありませんが,がんばっている人もいます。
Q. 就職してから情報文化学部で学んだことをどのように生かせますか。
A. 例えば、情報文化学部の授業の中には仕事でのチームワークの大切さを学べるものもあります。
Q. 留学について教えてください。
A. 短期留学、交換留学、私費留学、より専門性の高い留学などのいくつかの方法があります。大学を通して留学すると留学費用の一部を負担してもらえる場合もあります。
施設見学
最後に希望者を対象に、3つのグループに分かれて学部の施設を見学しました。
参加された皆様、お疲れ様でした。情報文化学部への理解を深めていただけたら幸いです。
ご来場いただき、ありがとうございました。