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情文カフェ第13回:柳田国男における「固有信仰」と「世界民俗学」 & 『昭和陸軍の軌跡』について-なぜ陸軍は対米開戦を決意したのか
2012年2月22日
情報文化学部はいわゆる理系・文系両方の教員が集まっているところですが,それはとりもなおさず多様な領域の相互作用の中で生まれる新たな発見のシーズが隠れていることを意味しています.そのようなシーズを顕在化させること,また話し手,聞き手双方がもっているセレンディピティをも顕在化させることを目指して,開いているカフェが情文カフェです.
原則として第4水曜日18時から,情報文化学部(全学教育棟北側)2階Phononで行っています.参加自由なので気楽にどうぞ.
日時:2012年2月22日(水),18時30分より
場所:情報文化学部(全学教育棟北側)2階Phonon
(1)
スピーカー:田澤 晴子(環境学研究科環境法政論博士後期課程)
タイトル:柳田国男における「固有信仰」と「世界民俗学」
概要:
これまで1940年代の日本の民間信仰論として取り上げられてきた柳田国男の「固有信仰」論を、1910年代~30年代において検討し、柳田が同時期に構想していた「世界民俗学」との関連性を明らかにする。
(2)
スピーカー:川田 稔 教授(環境法経システム系)
タイトル:『昭和陸軍の軌跡』について-なぜ陸軍は対米開戦を決意したのか
概要:
昨年末2012年12月8日で、日米開戦70年目を迎えた。当時、日本の政治的軍事的主導権を握っていたのは、陸軍である。国家総力戦の時代に、なぜ、どのような理由で、陸軍は大きな国力差のあるアメリカとの開戦を決意したのか、を考える。